低体温の改善方法!即効のやり方もあるけれど、長い目で見ることも大切に!
体温が36度度以下の場合を低体温というが、健康に良くない。だから改善方法を実行したいと願う人は多い。
でもそういうときには即効性のある方法がちゃんとあったりする。
けれど、実のところそういう即効的な改善方法以上に長期的、根本的に低体温をなおす改善方法があるし、むしろそちらの方が健康維持にとっては大事になる。
もちろん即効で低体温を改善する方法でも長く継続していれば、それなりに体温が高まっていくことが期待できるに違いない。
一番大切となることを中心にこうしたポイントについてお伝えしてみたい。
低体温だと何が起こる?即効で一時的に体温を上げてそれで大丈夫なのか?
よく低体温が美容や健康に悪いと言われている。
けれど、だからといってその改善方法、つまり自分の体温を即効で、いきなり上げたりすることができる方法があるか?
またそういう方法で本当にすぐに健康が手に入るのだろうか?
といえば常識的に考えた中ではちょっと想像しづらいだろう。
体温の改善方法となると、根本的に体質を改善すべき必要だってあるし、即効と言うと確かに一時的に低体温に対する改善方法になりうるかもしれない。
だが、長期的にはダイエットなどによくある通りの「リバウンド」という現象だってもしかしたら出てくるかもしれない、そういう即効的な改善方法の穴も漠然と感じる人も多いに違いない。
ただ、そうであっても低体温と言うのは確かに体に良くない、さらに言えばそれが原因となって様々な健康トラブルが起こることが専門家によっても指摘されている。
人間が一番健康的に活動できる体温は、一般に36.5度〜37度の間だと言われているが、私達の平均体温はそれに対して普通36.1度ちょっと。
確かに低体温というレベルにかなり近い状態なのだ。
そのため、人によってはてや足の筋肉が不意にピクピク動いたり、痙攣するのを経験するはずだ。
これは体の方で体温が低くなるのを避けようとして、筋肉が無意識に活動して熱を作ろうとするためだ。
そして3人によってはそういう低体温を更に下回り、35.5度くらいの人、更には35度ジャストにまで迫る人も少なくない。
一体に平均体温が35.5度になると様々に健康上の問題が現れはじめるという。
自律神経を形成する交感神経、副交感神経のバランスが崩れて自律神経失調症になるし、アトピーや花粉症の他、各種のアレルギー症状も引き起こされると言われている。
更には便秘や下痢など、消化器系の問題も引き起こされるから、もちろん美容にも良くないし、自律神経失調症とあいまってうつ病などの心身症も現れてきてしまうのだ。
そしてさらに怖いのが、よく言われる35度という平均体温。
この体温、実のところ癌細胞が一番増殖しやすくなると言われている。
一体に癌細胞は健康な細胞よりも低体温を好むと言われ、実際癌患者は普通の人よりも体温が低いことが多いのはこのためだ。
日本人の平均体温低下が癌の罹患率を押し上げている理由
私たち日本人が癌に罹る確率は年ごとに高くなっているが、実際のところ、日本人の平均体温は年々徐々に低くなっていることが知られている。
人間の体は体温が1度上がるごとに免疫力が5,6倍もアップし、基礎代謝も1.5倍に上がることが知られている。
50年ほど前の日本人の平均体温は36.89度だということが専門家によって明らかにされているが、その頃から比較すれば私たちは実に0.7度ほども体が冷たくなっている、ということになる。
体温が1度下がると、上がるときとは裏腹に免疫力が30%も落ち込むと言われ、そのため結局癌やアレルギー症状、自律神経失調症を始めとする様々な病気や体調の不良が多くなっている。
こう断言して良いようだ。
即効の改善方法とは?原因を考えれば長期的な視野も大切に
その原因は様々に言われているけれど、一番大きいのはやはり日常生活上で私達が体を動かさないことが多くなってきていること。
つまり大きな意味で日常的に運動不足になってしまっている、ということが大きいだろう。
昔はちょっとした距離でも歩いたし、また自転車もよく使ったはずだったが、今ではワズがかな距離でも都市部だったら地下鉄やバスなどの交通網が究極まで発達しているし、ビルを上がるときでも階段ではなくエスカレーターやエレベーターばかりになっている。
こういうふうに運動不足のみでも大上段に原因を探ってみれば、その原因が私達のの日常生活に非常に密着していることが考えられる。
だから改善方法には即効的なものもあるけれど、要はそういうものであってもできるだけ継続させるようにして、日常生活全体を変えていくような姿勢も必要になるだろう。
まずそういう即効的に低体温を改善する方法は、一つには食べ物であり、二つ目には入浴、とりわけ温泉などが思い当たるはずだ。
食べ物のうちでも生姜とりわけ体温をアップする作用が大きく、よく言われるのは生姜湯などを飲む習慣をつけると良いと言われている。
また、日本人特有の習慣行為として、湯船に浸かる入浴という伝統があるが、これは即効で体温を上げる方法となる。
また、火山国である日本列島の特徴として、各地に無数に湧き出る温泉を利用することで、体の芯からあたたまるだけでなく、温泉の成分による様々な薬効もあったりする。
だから即効の改善方法として私が個人的におすすめなのは、ある期間温泉地二度止まり、毎日温泉三昧になれるような、湯治に出かけると良い。
もちろん当時は低体温の即効的な改善方法だけではなく、各種の薬効を考えて様々な健康維持、促進に役に立つ。
日常的な運動不足の解消こそが一番大切に
だが、低体温という状態を根本に治すことが求められるとすれば、やはり改善方法即効敵だけでなく、長期的に低体温を解消できる方法が大切になるだろう。
運動不足の改善方法は「足元から」、つまり足腰を鍛えて行くことがおすすめだ。人間の体温はそ4割が筋肉から作られると言われているが、その筋肉は約7割が下半身に集中している。
だから日常生活に無理ない形の運動、例えばウォーキングやジョギング、あるいはヨガやストレッチなどを取り入れて、それを継続して行うこと。
これが大切になるだろう。
即効で低体温を治したい、その改善方法はあっても美容やダイエットのの効果と一緒で、元通りの生活に戻ってしまうと低体温に舞い戻る。
そういうふうに考えて、自分の生活態度のあり方を根本的に見つめていく必要があるに違いない。
村松亜耶