話し声がうるさいんだけど?職場の困った同僚の乗り越え方!
職場で響く、つまらない話し声。
こっちは仕事に集中したいのに、うるさい話し声でイライラしてしまう。
オフィスでよくある話だけれど、実はただうるさいと感じるだけではすまない。
話し声のストレスで自分自身の仕事がはかどらない。
それを上司に訴えれば逆に同僚から逆恨み。
職場で浮いた人間になってしまう。
酷い時には余分な仕事をわざと回されたり、それで過労で体を損ねたりしてしまうことだってあるから怖い。
でも仕事や生活もかかっているから、職場での同僚たちのうるさい話し声、やっぱりなんとかしたい。
誰もが身につまされる、緊急の問題にちがいない。
でもどうやったらできるのだろう?
その乗り越え方を伝授してみよう。
[その1]職場の“環境”を変えることを考える
まずなにより話し声のうるさいと感じる職場環境を自分なりに変えてみることだ。
と言っても、それほど難しいことではない。
要は、話し声が自分に聞こえないようにしてしまえば良い。
そのためには、大まかに次の3つくらいの対策がありそうだ。
三つほどあげてみよう。
できるだけうるさい「発信源」から遠ざかる
職場の中で、うるさい話し声のする場所からなるだけ遠ざかったところで仕事する。
たとえばたいていの場合、毎回話うるさくおしゃべりしたりしているのは一人二人の決まった同僚のはずだ。
だから、上司に言って、
- その「発信源」の同僚の場所から自分のデスクを遠ざけたり、
- 一人だけで仕事ができる場所に移る、
- 周りから機械などの雑音がして、話し声をシャットアウトする場所に移動する、
などを願い出てみると良い。
在宅ワークに切り替えられるのだったら、そうしてもらえるよう相談を持ちかけるのも手だ。
耳栓やウォークマンなどを聞き流しながら仕事する
これも仕事先が認めるかどうかだが、話し声をシャットアウトするには、耳栓やウォークマンなどで音楽を聴きながら仕事をするのが一番お手軽な方法になる。
勤務先でも同じだろうし、あくまで同僚からの冷たい視線を覚悟しなくてはならないだろう。
また、仕事中にイヤホンをして音楽を聴いたりするなどというのはそれこそ職務態度を疑われてしまうし、それこそオフィス内でのコミュニケーションなどを取離損ねたしまう。
だからある意味耳栓よりもリスキーだ。
正式に上司や会社側に問題提起してみる
社内会議の席などで、何とかしてくれるよう訴えてみると良い。
直接自分でそのうるさい同僚に注意したり、やめてくれるよう頼んだりすると何かと角が立ちやすい。
だからそうではなく、職場全体の問題として提起してみること。
それでオフィス側が動いて、何らかの自粛の対策を取ってくれるならひとまず成功といえる。
けれど、やっぱり私の経験上なかなか難しい。
その理由の一つには、職場での適当なおしゃべりや笑いなどは、返って仕事の効率を良くしたり人間関係を円滑にすることだってある。
だからこそ上司も大目に見ていたりすることがあるからだ。
それにあえて逆らってしまう行動になるわけだし、やっぱり貴女自身が問題視されてしまいかねない。
「多勢に無勢」ではどうしても集団の中で浮いてしまうけれど、同じ不満を持つ仲間が多いほど、発言に重みが出てくる。
その上で、他の同僚や上司に話しかけたり、談判してみるのがおすすめになる。
[その2] 意外と盲点!自分のストレスをしっかり緩和!
でも、こうやって貴女の主張や願いを伝えても、職場の方でどれだけ配慮してくれるのかは疑問だ。
それよりも、ある意味それ以上に目を向けて取り組んでみた方が良いポイントがある。
それというのは自分自身。
というのは、貴女自身のストレスの程度によって、他人の話し声がうるさい、イライラするなどの程度も変わってくることがあるからだ。
仕事や生活でストレスがたまっていると話し声が余計にうるさい?
そこで大体お気づきかも知れないのが、自分のストレス次第で、ちょっとしたことにイライラしてしまうこと。
ふだんは何でも無かった職場での話し声。
それが妙にうるさい、イライラするとか言って仕事に集中できないような時は、自分の生活や仕事の内容でストレスがたまっている印かも知れない。
もちろんストレスのせいだとは言えない、本当に話し声そのものがうるさい場合だってある。
だから正しい原因は何なのか?
それをまず自分で突き止めてみるとよい。
それで原因の一つに自分のストレスだと分かったら、一番しっかりと改善できる方法がありそうだ。
運動、休息をマメにとってストレスをためないように自分を管理
私がオフィス勤務の時、確かに話し声も仕事中に飛び交ったり、わざわざ男性上司が職場の雰囲気を明るくしようとして、女性社員に歓談するようなこともあった。
でもその一方で、きまじめな男性社員などは黙々と仕事をしていたりしている。
うるさいとも感じていたかも知れないが、慣れてしまっていたようだ。
逆に新入りの女性社員には、話し声などに余計過敏な女の子もいた。
けれど、結局慣れる人はストレスをためないし、上手く会話などで発散できる。
その逆に、それができない人は、やっぱり神経質になって人付き合いも上手ではない。
だから、一つには、自分の性格をよく知っておくこと。
そして、運動や睡眠、休息をこまめに取ったり、時には遊びに出かけるようにして上手いストレス発散の仕方をしてみることが大切になる。
うるさい「張本人」とちょっとした会話がおすすめに
また、私が実際OL時代に自分でやってみたけれど、そんなおしゃべりのうるさい、それでいたあまり自分とは話をしない同僚女子。
その彼女に多少親しげに話をしてみたりしたことがある。
お互いに会話を交わさないでいると、すごく関係がぎくしゃくするけれど、ちょっとでも話をして打ち解けてみると、意外とすっとストレスがとれてイライラが楽になる。
あまり親しくなりすぎるのもどうかと思うけれど、ちょっとの会話、チャットだったらありだ。
やっていない方はぜひおすすめしたい。
[その3]自分の健康や性格を大切に!職場から撤退も視野に
最後になるけれど、「この職場、がんばって耐えてみたけどやっぱり無理」
と、撤退することも大切な選択肢になる。
安直に撤退、つまり退職とか転勤などを語れないし、確かに「もっと仕事に集中すれば良いのでは?」という声もあったりする。
けれど、結局そうやって無理に我慢をし続けても、慣れないだけでなく本当に心身を病んでしまうことにもなりかねない場合だってある。
だとすれば、そういう繊細な人が話し声の弾む職場でイライラを我慢し続けるのは、その人の将来にも良くはないかも知れない。
むしろその職場が貴女の性格に合わなかったり、他の職場で本当に頑張れる可能性だってある。
だから、最悪の選択肢になるけれど、他の同僚や知人に相談したり、自分自身をよくよく観察して、本気で退職も考えていく、そういう時もあるにちがいない。
そのときはうちひしがれてしまうかも知れないけれど、むしろ仕事だけでなく、
「そういう繊細な自分を生かす道があるにちがいない」
と、ポジティブに考えていくようおすすめしたい。
林 信江