夢占い 元彼の新しい彼女が私の知り合いって何コレ?ぐらついてしまったらどうすべきなのか
夢の中には見てショックを受ける時もある。
その中でも、夢占いでどうよこれ?というのが別れた元彼と知り合いが出て来るヤツだ。
しかも私が見た夢の中では、その元彼、ちゃっかり新しい彼女といちゃつく様子を見せていた。
で、しかもよくよくその新しい彼女という女性の顔を見れば、何と私のよく知っている知り合いの女性。こっち見てニヤリと笑い返す。
「そ、そんなことあるか?夢占いしなきゃ!」
と言うわけでしてみた。
別れた元彼が別な女性といちゃつくだけでも寝覚めが悪いのに、なぜ元彼に出来た新しい彼女が私の旧知の知り合い?
まるで意味が分からなくなってしまった。
夢占いが当たるものとは思っていない。
それどころか、私はある意味気休めだとも思っているくらいだ。
だが、元彼がいちゃつく姿とか、新しい彼女が知り合いの女性だとか、なんだか意味深でならない。
と言うか、何で私がこんな夢見なきゃならないのだろうか?
完全に被害者の気分だった。
夢占いで元彼の新しい彼女が知り合いというのは劣等感?
で、ちょっと夢占いに詳しいその筋の人に尋ねてみたら、こういうこことを言われてしまった。
元彼が他の女性といちゃつくのは、その男性に対して自分がまだどこかで未練を感じている証拠。
そして、新しい彼女が知り合いの女性だというのは一つには自分に自信がない表れであるとともに、その女性を前から私自身があまりよく思っていなかった。
それどころか、彼女の方はどうか分からないけれど、密かに自分の方ではライバル視している様な存在だったのではないか?というのが夢占いでの分析になる。
夢の中で元彼といちゃつく新しい彼女、という設定になっていた知り合いの女性、自分自身ではそうとは気づいていなかったのかも知れない。
普段は愛想も良いし、実は元いた職場の同僚女性だったのだけれど、挨拶もちゃんとお互い交わすし、仕事やプライベートでもそこそこの付き合いがあった女性だった。
だからそういう夢占いでの話を聞いても最初はピンとこなかったのだが、夢というのは二つの方向性がある、ということをこの人から聞いている。
別に心理学とか難しいことを言わずに直感的に考えてくれれば良いのだけれど、
1.一つには、自分の過去の記憶がつなぎ合わされて、それを一つの物語にしている、ということ。これは誰でもうなずくことだろう、。
2. もう一つは普段起きているときには自分自身でも意識しなかったような心の底のホンネが、夢の中で浮上していく。
その中には起きているとき、ほんのピンの先ほどに感情が動いたことが夢の中では大きくなることだってあるようだ。
そして同じく普段では意識して思い出さないでいるような過去の悲しみや苦しみの体験。
それが何かの拍子で夢では顕在化してしまう。
その意味で夢というのは容赦がない、と言うしか無い。
だが、結局のところ夢占いというのは深層心理の合わせ鏡みたいなもので、元彼が出てきて新しい彼女説いたり、それが知り合いの女性でいちゃつく姿を見るなどしたら、そういう様子を自分の奥底で見たくない、と強く思っていた時があった。
その反動で、そんなへんてこな夢を見るハメになってしまった、と言うのが実情な様だ。
そこにはもちろん、その知り合いの女性に対する対抗意識や劣等感もあるようだ。
自分ではそう思いたくはないし、そこまで意識はしていなかったけれど、思い返せば(思い返したくないけど)その女性、確かに私がかなわないルックスや魅力があったかも知れない。
夢占いは今の自分へのハードル?気持ちがしっかり乗り越えられればOK!
夢というのはつくづく恐ろしいと思ったのは、そういう夢占いで自分の意識に上らないようなホンネも見透かされてしまうことだ。
あくまでも夢占い、私はそこにスピリチュアル的なものがあるとまでは信じていないけれど、それでも占ってもらう人の深層心理とか、心の本当の姿をとらえるという意味ではすごく有用なのかも知れない。
私が夢占いでその手の人に頼るのはそうそう多いわけではないけれど、このときばかりは元彼とか新しい彼女となった知り合いの女性がいちゃつく姿。
普通の女だったら平静でいられるだろうか?
結局そうした“やむにやまれぬナントカ”で、ちょっと相談に訪れてみた。
だが、そういう夢占いの限界というか、結局は当たりもハズレもあるから「占いなんです」などと、これまた意味深なことをその人は言っていた。
ちょっと一風変わった人だったが、そのためなのかも知れない。
その彼女(実は初老の女性)からけっこう良さげなアドバイスをもらっている。
それは次のようなことだ。
『夢の中で辛いことが起こったら、それを乗り越えるように心をしっかり保つ努力をすること』
『楽しいことが起こったら、(そういう夢を見たことに)感謝の気持ちを持つこと、其れとともに浮ついて足元をぐらつかせないよう、しっかりと慎重さを持ってこれからのことに当たること』
別れた元彼が夢に出てきてどう思ってしまったのか?
新しい彼女が実は元知り合いの女性、それが自分よりも美人で、元彼といちゃつく姿を見てどう感じたのか?
その私自身の心の動きを自分でしっかり見据えることだ、と言われてしまった。
「その気持ちを自分の中でしっかりと消化して、将来を見据えていく勇気を持つこと。
「一番大切なのは夢占いの結果じゃなくて、夢で見た、私に言われたことを自分自身に役立てていく様にがんばることよ」
確かにその通りだろう。
夢占いという意味を超えているようなコメントと思うがいかがだろうか?
確かにおかしな夢を見て、目が覚めてそれで意気消沈していたってしょうがない。
極端な話、夢の中で自分が死んでしまっても、ちゃんとこうして生きている。
それをくよくよして起きている最中に悪い意味で考え込んでしまうのはやっぱり良いとは言えないことのはずなのだ。
夢占いもいろいろある。
というか、占いの種類自体も無数にあるし、それに没頭する女性もいくらでもいる。
だがあくまでもそれは、現実に正しく生きていくための道具。
それに依存してしまってはアルコール依存症のようなものと変わりないだろう。
元彼に知り合いの女性が新しい彼女として出来た、と言うのならば、たとえそれが夢だとしても
「さようなら。幸せになることを祈っているから」
と心底願う。
それで良いにちがいない。
小谷祥子