ラップ音とは?原因は科学で全部説明できる!とは限らない話
ラップ音とかいう、奇怪な音の現象をご存じでしょうか?
何の原因もなく、部屋の中で「パチン」とか「パキッ」と鳴る物音のことです。
私も聞きましたし、ご経験のある方も多いかも知れません。
ですがラップ音の原因は科学的に説明がつくとも言い、それで全部片付けてしまう方もいるようです。
確かにそういう場合もあるでしょう。
けれど一方、科学ではどうも説明できない、解明不可能なケースもあるようです。
私自身、そんな経験もありますし、また知人にも多いのです。
決して心霊とかスピリチュアルな考え方を信じて欲しいとは言いませんが、聞こえる人には聞こえるラップ音、その「あるある」なケースと原因を掘り下げたいと思います。
そして、もしも科学的に説明のつかないような原因で、聞こえてしまったときにはどんな対策があるのか?
レアな情報かも知れませんが、ちょっとお伝えしてみましょう。
二つの種類がある?ラップ音は原因が科学的にできるものと、もう一つは・・・
ラップ音というのは、確かに何の知識もない人にとってはとても怖い、と感じてしまいます。
ですが科学的にそういうラップ音は説明のつく場合も多くあると言います。
その原因は、家や部屋の建材や壁が、移り変わる気温や湿度の際によって「きしみ」が生じ、それが音になって出るということ。
だからラップ音というのは乾いた木が割れたりする「ピシッ」「パキッ」という音だとよく言われます。
そしてまた、このような原因なので科学的に説明できるのだ、と考える人も多いようです。
ですが、あえて言いますと、実はこういう科学的な原因ではないラップ音。
そういうものが確かにある、というしかないことを私も体験しています。
たとえば夜中、良く言う心霊体験。
誰もいない部屋からふすまが動く「すーっ」という音。
昔風の家で、誰もトイレに行っていないのに木戸がギィーッと開いたり閉まったりする音。
風のいたずらとか、そういう原因では説明がつかないのです。
さらに言いますと、私の知人にも霊感の強い女性がいますが、そういう彼女に聞いてみると実に様々な“音”を聞いていると言います。
彼女の場合、こういう音は、基本的に、彼女本人がいるときにだけその近くで鳴るそうです。
その彼女にラップ音について言わせると、
「部屋の中だけでなく、外でもどこでもそんな音は聞いている」
「周りの人は音が聞こえない、自分だけが聞こえる」
とのこと。
つまり家の外でも聞こえたり、彼女しか聞こえない場合があるということ。
こうなると科学で説明のつけようがないのではないでしょうか。
もしも何らかの精神的な疾患などで幻聴を聞いているのなら話は別ですが、彼女は理知的で、人並みに日常生活を送っているのでそういうことではなさそうです。
その彼女に言わせると、一口にラップ音と言ってもすごく様々なものがあります。
列挙すると、
- 家の屋根のてっぺんで「パキッ」と音が鳴る。
- 鉄道の線路のそばを歩いていると、線路が「コン」「カン」と鳴る。
- 寝ているといきなり「ドカン!!」と、爆発音のようなすごい音がすることもある。
- 真夜中に子供が廊下を駆け回っているような音がする。
- 寝入りばなに、耳元でささやきかけるような話し声がする。
必ずしも自宅にいる時ばかりではなく、アパートやマンション暮らしの時にもこういう音は聞いたと言います。
見分け方は、3つのポイントが
そういうわけで結論になりますが、ラップ音がすべて心霊的なものだというわけではなく、なぜ鳴るのか、科学的に説明できる原因がちゃんとある場合と、二種類がある。
これが私の考えです。
そうすると、この二つの種類の「見分け方」を考えてみるべきではないでしょうか。
そして、科学的に原因が分かるものとは別に、心霊的な現象としてラップ音が確かに鳴ることが分かったとき、その対策をも考えるのが大切と思います。
そこで見分け方ですが、たとえば次の3つのポイントのような特徴があるかどうか確かめてみてはいかがでしょうか?
- 一つには、特定の人しか聞こえない場合。
(上の私の知人彼女の場合がこれ) - もう一つは、不思議と「タイムリー」な鳴り方。
(霊が何かをこちらに訴えてきて、それと重なったみたいな場合) - 三つ目には、ラップ音と並んで他の心霊現象、たとえば人の姿とか、奇妙な夢、身近に起こった意味ありげな出来事などがあるかどうか、です。
こういうものは根拠も曖昧なため、ともすれば思い込みが過ぎてしまいますが、
「どう考えても尋常でないことが身の回りに起きている」
といったような場合には、注意すべきでしょう。
原因が心霊現象なら解決策は2つ
決して心霊現象を信じて欲しいとか強制は致しませんが、身の回りのラップ音についてもしも何かしら「科学では説明のつかなそうな」不安があるようでしたら、ご記憶いただいた方が良いかも知れません。
じゃあその原因が科学ではなく、そういう心霊現象の場合には、どんな対策をとれるのか?
音を止めたり、聞こえないようにするにはどうしたら良いのか?
このことについて、お話ししましょう。
これは上の知人女性が、その筋の人に尋ねて得た回答になりますが、二つの回答があります。
低級霊のいたずらだったらガン無視に限る
一つには、無視。ガン無視です。
ラップ音が心霊現象の場合、いろいろ原因もありますが、たいていは低級霊のいたずらで嫌がらせみたいなもの。
そういう時には気にしないことが一番です。
霊が何かを伝えようとする時には
もう一つは、それ以外の、霊の方で何かを伝えようとしていたり、警告してきたりするケースもあります。
ただ、そういう時にはよほどの場合でない限り、「あ、そうか」みたいにピンとくる場合が多いようです。
そしてその思いつきの通りにすれば大体「大過ない」とのこと。
そして、これも結構多いようですがたとえば霊の方で供養を求めていたり、成仏を願ってそういう音を出していたりする場合があります。
その際にはお線香を立てて、般若心経というお経を毎日唱えるような事が良いと言います。
ものすごく深刻な不成仏の状態になっていると、そういう素人的な供養の仕方ではムリな場合がありますが、通常はそんなに深刻なこともないようです。
むしろそういう心配をするよりも、「自分はいつもご先祖様や神仏に守られている」と、感謝しながら過ごすようにする心がけこそが大切です。
騒ぎすぎない、不安になりすぎないことが大切
大体そういうわけで、ラップ音というものの正体がどんなものか、その原因と対処の仕方をお伝えしてみました。
まず、科学的に説明できる音だったらそれこそ住宅の立て付けとか、建築的な問題になるはずです。
ですが、一方仮に心霊的な原因だったとしても、そうそう大きく深刻な問題にはならないことが大半といえるようです。
なぜなら、上でちょっと触れましたが、私たちは意識しなくとも常日頃、必ず自分たちのご先祖様や、神仏などに守られて生きているからです。
そういう“背後”の人たちの努力と思いやりに報いるためにも、こういうラップ音一つをとっても過度に心配になりすぎたり、不安をあおったりするのは良くないことかも知れません。
知人のその彼女、こういう音はお盆などになるとひときわ頻繁に聞こえると言います。
その彼女も語っていますが、原因が科学的に根拠がないかも知れないにせよ、むしろ私たちとあの世の人たちとは見えない糸でつながっている、ということ。
そしてその大半は、私たちのことをむしろ見守り、励ましてくれていると考えていくのがベストにちがいありません。
小谷祥子