同棲して別れても復縁できるのか?ヨリが戻るために絶対欠かせないものとは
同棲までしながら別れを選ぶカップルは多い。
その後再びヨリを戻して復縁する、という人たちもいるけれど、別れたまま、完全に関係を解消して復縁などもなくなる場合だってある。
同棲までしたのだからはじめはお互いに好き合って情熱たっぷりだったに違いない。
だが一緒に暮らしていればアラも見えてくるし本当の姿、考え方分かってくる。幻滅、後悔だってするだろう。
ある意味別れに至る方が当然といえるかも知れない。
けれど、それらを乗り越えてまた一緒になれれば復縁。
二つの間にいったいあるの違いは何だろうか?
もちろん私たちの心情としては、同棲からそのままゴールインしたいけれど、別れてしまって復縁に至る方法はあるのだろうか?
復縁しやすい同棲とその別れ方が確かにある?
私たち30代女性からすれば、同棲は結婚のすぐ入り口といって良い。
実際、ある婚活サイトの統計では、同棲から結婚に至るカップルが7割とも言う。
その中には泣く泣くはっきりと別れてしまうカップルも多いけれど、復縁したというエピソードもまた多いはずなのだ。
結婚のいきさつはカップルごとに様々だけれど、同棲の形もまたそれぞれ。
でも、完全に別れてしまうのか、そうでなく一時的な別れであり、冷却期間の後ヨリは戻るのか?
いざ当事者になったらいったいこの2種類のどっちのケースになるのか、私たちの関心事はここに集中するはずだ。
様々なエピソード、有り様を見てみるとある一つのことに気づく。
それは、復縁できるかどうかは、同棲を解消してしまったときの別れ方。
どうやらこれにカギがある。
運、不運とか巡り合わせというのもあるかも知れないけれど、要するに
“復縁が考えられないほどにお互いの心が離れてしまったかどうか?”
それがカギとなるはずだ。
復縁を考えない方が良い場合もある?むしろそれが幸運に
例えば、彼氏が浮気性でどうしようもない、毎日ブラブラ、などと言うのがよくある理由になるけれど、他にも無数に出て来る。
考え方、趣味、相性、「夜」の不一致、一緒にいても辛かったり傷つけ合うだけのような場合などなど。
中には一緒に寝起きするのがいたたまれないような場合まで入ってくるだろう。
難しいのはそういう、元々お互いにウマの合わないような関係だったはずなのに、付き合い始めなどの時には一向にお互いが見えてこなかった、ということがあるはずだ。
お互いの良いところばかりを見せ合い、また見ようとしてしまうあまり、ある意味盲目的に夢中になり、それで同棲につながってしまう。
そして一緒に実生活をしてみると相手のだらしなさとか浮気性、異性として魅力がなくなってしまった、などなど耐えがたいアラがズシンと心に負担になる。
こういう風に、相手の性格的な部分とか気性など、いわば人としての根本的な部分にマイナスポイントを多く感じてしまうと、どうしても普通はヨリなど戻らないはずだ。
というか、男女どちらの側でも誰だってそういう相手の顔を毎日見るのはイヤになる。
復縁できる別れはこんな理由が多い?
でも、お互いの不仲の原因がそういう根本的な、治しようのない性格、気質的な問題から来るのではな買ったら〃だろうか?
例えば移動で遠くに男性が出向したり、お互いつい激し合ってケンカになってしまったりするような場合、復縁というのはけっこうあるようだ。
特に気性の激しい二人同士になると、怒りが沸点にいきつくのも早いけれど冷めるのも早い。後悔も強い。
そういう時腹立ち紛れに、一緒に生活していた彼氏の部屋から真夜中飛び出して友人宅に転げ込んだはよいが、数日後にもう切なく寂しくなってしまい、おずおずとメールなどして彼氏の機嫌伺いする様な、ずぼらな女が私の知人に約一名いたりする。爆笑
でも、こういう後で修復できるような突発的な怒りの方が見ていると仲直りはし易いようだ。
一つには怒っているときは手が付けられないけれど、必ず冷めてくる。
そうするとお互い悪びれてきて後悔も絶対出て来るからだ。
理解し合える別れなら復縁しなくても幸福に
ただ、ひとくちに別れと言ってしまうとどんな場合でもすごく不幸の象徴のようにも聞こえてしまう。
でも、同棲することでお互いが見えることも多い。
互いに理解できたからこそ大人の決断で別れに踏み切ったとも言えるはずなのだ。
それから、別れがいつも不幸であるばかりではない。
自分の経験値にもなるし、男性を見る目も養うことができ、何よりも自分と相性の良いのはどんな人なのか?
それがより鮮明になってくるからだ。
離ればなれになったけれど、結局お互いの成長のための栄養分になった。
そういう別れなら最高ではないだろうか?
愛情がお互いに消えなければ復縁はあり得る
一方、同棲の末、別れを選んだけれどその後復縁を果たしたケースを考えてみると、上の様な決定的な別れの原因がなかったことが一つあげられる。
そしてもう一つ大切なのは、相手に対する愛情をお互いいつまでも持ち続け得ていることだ。
相性という言葉で片付けてしまうのは軽すぎるかも知れない。
それこそ本当にスピリチュアル的な“縁”後からもあるに違いないと私は思っている。
人と人との出会い自体、自分ではどうにもできないからだ。
最後に一つ、私が言うべきではないかも知れないけれど、結婚生活ももちろんだが、同棲生活であっても実生活の重みが二人の間にのしかかってくる。
その中でお互いの愛情も刻々と試されているはずなのだ。
自分たちの愛情が同棲という結婚生活の疑似体験の中で押しつぶされてしまうのか、ちゃんとやっていけるのか?
そこには自然と二人の努力も絶対必要になる。
恋愛交際中ではお互い相手からいわば愛情を受け止める事を待てば良かった。
でも同棲、ひいては結婚生活となれば受け止めたり待つだけではないはずで、それは私たちの両親を見てもお分かりだろう。
できる範囲で相手を理解すること。
待つこと、耐えることが無理なく自然な形になること。
復縁というのは方法ではなく、こういう自身の普段の心のあり方で自然に向かうものにちがいない。
同棲中に別れを考えたとき、または別れてしまったときにはぜひこういうことを思い起こしていただきたい。
小谷祥子