お腹が冷える!痛いのをすぐに抑えるために試してほしい3つのこと!
お腹が冷えることって夏に多いし、ジクジク痛い場合もよくある。
いろいろ原因もあるけれど、実際にお腹が冷える、痛い時にはどうしたら良いか、まず一番緊急で知りたいことのはずだ。
予防としてはもちろんお腹が冷えることのないようにすること。
それも大切だけれど、 痛い時にはとにかく即効で改善する方法こそが必要。
それをまずお伝えしてみたい。
お腹が冷えることで痛い時に即効できく3つの方法!
特に冷えることでお腹の痛いのはけっこうきつい場合もある。
そういう時に、即効で出来る3つの方法は次のようなものだ。
・トイレに行って「大」をする。
・お腹に手の平を当てる。
・お湯、湯冷ましを飲む。
どれかは経験したことがあるかも知れない。
まずトイレに行って排出するのは、冷えると便秘気味になる人には向かないが、逆に下痢になりやすい人はオススメだ。
実際、お腹が痛いとき、下痢で出してしまうとすごく楽になる。
次に、お腹に手の平を当ててしばらくすると、痛みが緩和される。
これは不思議と言うしかないなのだが、実際にやってみれば分かる。
ただ、これだけで痛いのが全て消えるわけではない。
冷える原因がなくなるわけでもなく、確かに楽にはなる、といった程度だ。
あらかじめご了承願いたいけれど、実際それだけでも有難いと思えるはずだ。
最後のお湯とか湯冷ましを飲むのは、手の平の時と同じく、直接患部に働きかけて痛みを楽にしようとするもの。
便秘気味で、お腹が冷えて痛い時でも下痢になりにくい人はこちらをオススメしてみたい。
なお、お湯の代わりにお茶とかコーヒーはやめておいた方がよい。
お茶にはカテキンが含まれるし、コーヒーと一緒にカフェインも含んでいる。
こういう成分を含んだ物を飲んでしまうと胃腸が刺激されて休まらないから、よけい腹痛を悪化させてしまうかも知れない。
なお、これらは全部私自身が体験して、一番効果が良かったものになる。
もちろん本来的に痛い思いをする前に予防方法も知っておくことが大切だ。
そこで根本的に冷えるのを防ぐにはどうすべきか、原因と一緒にお伝えしてみたい。
暑い夏なのになぜお腹が冷えるのか?
そもそもなぜ寒さとは関係ないような夏の暑い季節などに、お腹が冷えるというのか?
多くの人が疑問に思うに違いない。
ところがお腹が冷えるのは、確かに夏だからこそ原因が多くなる。
まず一つにはエアコン。
外気とエアコンの効いた室内との温度差が大きいとき、体にストレスがかかるのはよく知られているが、具体的には体が温度差に対応しようとして、体表に血液が集中することになる。
その結果、体の内部、内臓の方には血液が回らなくなり、結局体の中で冷えが生じてしまうのだ。
同時に自律神経もバランスが崩れてしまい、内臓の冷えが加速してしまう。
そこに夏にはおなじみの冷たい飲み物、食べ物を食べたり飲んだりしてよけいに内臓を冷やしてしまう。
さらにそこに夏特有の過酷な環境にさらされた日常生活がある。
エアコンもそうだけれど、とりわけ夏の夜の寝苦しさからくる寝不足。
これでさらに自律神経が乱れたり血行不良が起こったりする。
そして内臓機能が低下して食欲の不振や消化不良になりやすくなり、夏特有の食中毒にもかかりやすくなってしまうのだ。
だから突然お腹が痛いなどするときが起こりやすい、というのは確かに夏には多くなる。
また、こういうお腹が痛い原因を冷えることに絞っただけでも、夏の方が冬場よりも体調管理が厳しくなる、ということが言えるにちがいない。
日常生活をしっかり見直すのが一番の対策に
お腹が冷えるのをインスタントに防ぐ方法はいくつかある。
例えば冷たいものを飲んだり食べたりするのを控えたり、エアコンの効いた室内で長時間仕事などするようなときにはカーディガンなど上に一枚羽織ったり、靴下を重ねたりするというものだ。
けれどもあくまでもこれらは“その場しのぎ”、と言える。
それよりも夏に特有の根本的な過酷な毎日の生活のあり方を見直し、健康を維持できる日常生活を目指す方がもっと大切になるはずだ。
運動、早寝早起き、食生活の見直しをぜひ!
そこで、そういう根本的な日常生活のあり方を考えた場合に、3つの柱がある。
一つ目には運動。
夏は意外と運動不足に陥りやすい。
エアコンの効いた快適な室内にこもりがちになって、暑い外に行くのを避けようとしてしまうためだ。
だから朝や夕方の涼しい時間で良いから、毎日30分程度のウォーキングやジョギングをすると良い。
運動によって汗をかくことで自然な体の温度調節機能を維持できるし、運動で筋肉を付けることによって耐久力も備わってくる。
二つ目には睡眠不足を改善すべきだ。
寝苦しくてつい寝不足になる夏場だが、エアコンをタイマー切りにしたり、保冷まくらを使って寝るなどして寝付きやすくすると言う方法がある。
なお、睡眠中は体温が下がるため、エアコンの温度はやや高め、26〜28度くらいに設定しておくと良い。
温度を下げすぎると、逆に寝冷えになって翌朝痛い原因となりやすい。
私は27度に設定してエアコンをタイマーギリするようにしているが、それでも暑く感じるときには保冷まくらを併用するようにしている。
頭だけでもひんやりさせておくと意外と体感温度が低くなって寝やすくなる。
興味のある方はぜひ試していただきたい。
そしてできるだけ早寝早起きを心がけ、毎日決まった時間に寝て起きるようにする。
不規則な睡眠時間はやっぱり寝不足の引き金となってしまうからだ。
三つ目にはおなじみの、食事。
そうめんとか軽いメニューに目が行きがちで、食欲不振になりやすい季節だが、
「暑い時には熱いものが良い」
ということをぜひ念頭に入れていただきたい。
その上で、なるだけ栄養バランスの良い食材や品目を食べるようにする。
オススメはショウガやミョウガ、芋類や大豆食品、青魚などになる。
これに対してトマトやピーマン、キュウリやナスなどのいわゆる「夏野菜」も栄養が豊富だけれど、体を冷やす食材になるから注意が必要だ。
果物も同じで、私はよく暑い季節、スイカや桃、メロンがが恋しくなってがっつり食べてしまう。
そうするとお腹の痛いのを越えて悪魔の下痢の始まりがやってきたりする。
というわけで私の失敗もバクロしてしまったが、意外とお腹の冷えることの多くなるこの季節、予防のためには普段の生活習慣が大切になるはずだ。
お腹の痛い時に役立つ即効の方法と合わせて、ぜひ押さえていただきたい。
栗本はるか