こたつで寝ると乾燥してその結果?誘惑に負けてしまうととんでもないことに!
こたつで寝るということがどんなに危険なのか?
その一つが乾燥。
でもこれが非常に大きな危険を伴うことを知っているだろうか?
ついやってしまいがちだが、夜、こたつでうっかり寝る経験をした人は、明くる朝のことを考えてみれば大体おわかりだろう。
でも、それでもまだ大事に至らないだけ幸いとも言えるのだ
こたつで寝る事で引き起こされる乾燥、そのリスクと避ける方法を考えてみよう。
こたつで寝ると半端じゃない!体の芯まで乾燥!
こたつは暖房器具の一つとして、冬では誰でも気軽に体を温められる。
それだけにこの怖さを知っておく必要がある。
こたつで寝ると、知らないうちに体から一方的に水分が蒸発してしまう。
その結果、乾燥するのはただ単に体の表面だけではない。
もちろん体の表面だけでも乾燥の結果肌荒れになるし肌にしわも寄りやすくなる。
しかもこたつの中に入れている足、内部の発熱器から出される遠赤外線によって肌を傷めてしまうことにもなりかねない。
だがそれ以上に深刻な乾燥が体の中にまで及ぶのだ。
内臓からも水分が抜かれる結果、便秘にもなりやすくなるし、血行も悪くなって代謝能力も低下する。
このため肌荒れの原因が体の内部から大きくなってしまうのだ。
それだけではない。
血液からも水分が抜かれてしまう結果、血液がどろどろになってしまい、血行をも低下させてくる。
そして血栓ができやすくなり、脳血栓や脳梗塞、心筋梗塞にまで行き着いてしまうことさえあるのだ。
実際40代の男性がこたつに寝ながら死んでしまい、その死因が心筋梗塞だったというケースがあった。
よくこたつで寝ると風邪を引く、という言い方を聞く体験をした方は多いかも知れない。
だがはっきりいって、風邪を引くくらいだったらまだよい方だと言えるだろう。
特に高血圧や糖尿病、動脈硬化の心配のある人などはこたつで寝ることは冗談抜きで命取りになる場合がある。
十分注意していただきたい。
体の乾燥の怖さを知ること!これが万病の元に?
ただ、こうした情報を理解していくと、体の乾燥自体が危険の大元であって、それがこたつで寝る事によって引き起こされる。
そういうことにお気づきのはずだ。
確かにその通りで、空気の乾燥する冬は体の免疫機能が衰えて抵抗力が弱くなり、風邪を引きやすい季節とも言われる。
逆に言うと、体が乾燥しないように保つことはそれほどに大切なことだということ。
このことをよくご理解しておいていただきたい。
風邪だけでなく、花粉症も同様なところがあって、冬の早い時期から花粉症のアレルギー性鼻炎や他の症状に悩まされる人も多い。
これらの原因として、確かに花粉は年末や年始からすでに飛んでいるし、敏感な人はそういう早い時期から花粉症の症状が出てきてしまうが、その一番の原因は空気の乾燥。
これによって口や鼻の粘膜が乾いて傷つき、ウイルスや花粉に対する抵抗力が弱まってしまうことが原因となる。
インフルエンザやノロウイルスなども同じと考えてよい。
体の乾燥は万病の元となる、といっても言い過ぎではない。
風邪になるのは体温調節の不全も原因に
私も一度こたつで一晩寝る経験をしたことがあった。
朝起きたらもう喉がガラガラになって声も出にくくなるほどの乾燥状態。
そして妙に体がだるくて休まらなかった。
変に緊張していて、ストレスがたまるのだ。
そしてそのまま風邪に直行。
同じ体験をした方も多いだろう。
だが、乾燥の他、こたつで寝ることで風邪を引くもう一つの原因がある。
それが体温調節機能のバランスが崩れる、ということだ。
こたつに長時間入っていたり寝る様なことをすると、当然体も乾燥するが、同時に体の上と下が著しい温度差にさらされ続けることになる。
これが体全体の体温調節機能を狂わせてしまう。
そしてそれがストレスとなり、自律神経のバランスを崩して免疫機能や抵抗力を知らない間に奪ってしまうのだ。
そして風邪を引いてしまう。
危険性を再認識して正しく使うこと!
これだけのリスクがある暖房器具。
他にもいろいろな暖房器具があるが、こたつほどそのリスクがなかなか表に出にくく、しかも知らないうちに寝るだけの事で命までさらされてしまうものはないかもしれない。
確かに入って暖まる分には大変心地よい暖房器具にちがいないが、そういうわけでこたつはその危険性を十分承知した上で気をつけて使う必要がある。
特に体の乾燥。
寝てしまうのは論外としても、知らないうちに体が乾いてしまうことが最も恐ろしいと言えるだろう。
予防の一つ目には、入っている間は水分補給を忘れないこと。
よくある「こたつミカン」はその典型になる。
ただしミカンも取り過ぎると糖分過多になったりして、冬太りの原因になるから注意が必要だ。
また、こたつに入っているとついテーブルの上にスナックや間食の食べ物を置きたくなるし、手を伸ばしたくなる。
だがたとえばせんべいなども元々お米出てきていて、その糖質が心配だし、 チョコレートやビスケット類は言うまでも無い、太る元凶だ。
そして二つ目には、長時間入りすぎないこと。
もちろんこれも乾燥対策になる。
入っているとあまりの気持ちよさに出たくなくなるのがこの暖房器具だが、結局長く使いすぎるほど体を損ねる危険性も増す。
寝る時はしっかり気を確かに持って自分を律すること。
そして眠くなったら必ずベッドや布団の中に入ること。
くれぐれも、乾燥には十分気をつけていただきたい。
村松亜耶