小林麻耶は麻央と前世で親子だった?信じられないけれど言われてみれば納得かも
小林麻耶さんの妹で、歌舞伎役者・市川海老蔵さんの妻、小林麻央さんが末期がんで亡くなった。
その小林麻耶さんは麻央さんと前世で親子だったという話を聞いたことがある。
前世と言うとちょっとアレだけれど、自分でも信じられないくらい妹のことが好きだった、と語る小林麻耶さんは、子供の頃から姉と言うよりもそれこそ本当の親子のようにして麻央さんの面倒を見たり溺愛していたようだ。
前世なんて嘘だと言ってしまえばそれまで。
でもなんだか興味が尽きない。
小林麻耶と麻央は前世で悲しい親子?娘の彼女を産んだら男が逃げた?
小林麻耶さん、麻央さんの姉妹が前世で親子だと告げたのは、小林麻耶さんがレギュラー出演しているフジバラエティ番組「バイキング」でのことだ。
オネェスピリチュアルカウンセラーのToshi&Lithi(トシ&リティ)さんが小林麻耶さんのオーラ診断をしたところ、姉の彼女と小林麻央さんが前世では親子、それも母親と娘だったと言っている(14年12月18日放送)。
それもどうやら小林麻耶さんが前世で男に騙されて産まされたのが麻央さんだという話のようで、男の方は彼女が出産すると逃げてしまったとも言う。
ようするに普通の親子ではなく、母子家庭になっていたようだ。
なんとも身につまされるような話だ。
現代もそうだけれど、昔は母子家庭などと言えばそれこそ福祉も何も行き届いていないはずで、母親だった小林麻耶さんは、娘の麻央さんと相当に厳しい生活を送っていたとも言う。
娘の彼女時満足な教育や生活を施してあげられなかった、そういう悔しさや悲しさがどうやら死後も渦巻くほどだったようだ。
その後悔と悲しみを何とかクリアしようとして、今世に二人は姉妹として生まれてきたと言うことらしい。
正直「ふうーん」みたいな話。
でも前世で親子だというのは妙に信憑性が感じられないだろうか?
何しろいろいろと姉妹二人そろって出演したり、妹のことを姉の彼女が語る様なバラエティ情報番組を見てみると「さもありなん」と納得できる様なエピソードがちりばめられている。
それを時系列無視でランダムにご紹介してみた。
・子供の時から結婚するまで、小林麻耶さんはことあるごとに妹の小林麻央さんを可愛くてしょうがなかった。ハグしてチュウしてばかりいた、という。
・大人になっても二人はいまだにお風呂に一緒に入っている(少なくとも結婚前まで?)。
・16年5月19日、「バイキング」収録中、妹の看病やテレビの仕事、そしてバッシングなどで過労の極にあった小林麻耶さんはスタジオで突然崩れ落ちるように倒れた。
そして救急搬送されながらも、「麻央ちゃんゴメン、大丈夫だから、私が付いているから、私が治してあげるからね」という意味の言葉を叫んでいたという。
彼女の魂に残っている前世の部分が叫ばせたのだろうか?
私が一番疑問に思うエピソードだ。
・自著「まや道」で、“病的に妹のことが好き”とか、“麻央のためなら命も差し出せる”、とまで言い切っている。
こういうわけで、一つ間違えばアブナイ?みたいにも見えるけれど、確かにこういう様子、普通の姉妹のレベルを超えた愛情かもしれない。
ただ、よくよく世間をみれば、確かにこのくらい仲のよい姉妹とか、母と娘もたまにいたりするようだ。
現に私の母の知人で、未婚になる40代くらいの女性は、いまだに70代の母親といつもべったり一緒にいたりする。
そういう人たちは前世が親子と言われてもその「価値」はあるにちがいない。
親子、母と娘、夫婦など、小林麻耶と麻央は言われ放題?
でも、もちろん前世などと言うと当てにならないし検証も出来ないわけだし、いくらでもいいようがある。
ましてテレビ、バラエティ番組などの中でのことだ。
その場で二人の雰囲気をみれば、そこから連想が始まって、確かに前世はそういう血のつながりがあったとか言う人も出て来るだろう。
実際、親子とか娘ではなく、二人の前世は夫婦だったといわれたというようなエピソードもあるようだ。
伝聞になるけれど、「ごきげんよう(ライオンのごきげんよう)」(フジ 91年1月7日~15年3月27日)で、妹の小林麻央さんが語っている中で、たまたま二人がある占い師から自分たちを見てもらったところ、前世で小林麻耶さんは夫、麻央さんが妻だったという。
なるほど、元々が夫婦だったら小林麻耶さんの妹へのベタベタぶりも納得がいく。(笑)
他にもある?姉の溺愛の秘密
ただ、もう一つあるとすれば検証は出来ないけれど確かにそういう前世という原因もあるのかも知れないが、私は他にもう一つ強調したい。
それは、今生まれてから成長し、今まで過ごしてきた、その中で家庭環境とか両親の教育やしつけも大いに関係しているのではないだろうか?
小林麻耶さんも麻央さんも、二人に共通して言えるのは、自分の身の心配をそっちのけにして妹の身を案じたり、家族の心配をしたりするという、すごく献身的な、そして素直すぎる性格だと言うこと。
こういう似た性格というのは、それこそ家庭環境や両親のしつけが素晴らしく行き届いていたからではないだろうか?
そういうわけで、前世が親子だったかどうかは永遠の謎になるかも知れない。
だが姉妹でいても、そのように親子と見違えるような豊かな愛情を姉妹の二人が持っているからこそ、小林麻央さんの死去がいっそう悲しく、そして美しいものになると言えるのではないだろうか?
妹をこよなく愛していて、今は悲しみの中にいる小林麻耶さん。
そしてとりわけ二人の幼い子供たちを後に残して“旅だった”小林麻央さん、心残りはつきないことだと思うけれど、どうか夫・海老蔵さんを信じて今は天国でゆっくり休んでいただきたい。
最後になるけれど、陰ながらご冥福を心よりお祈りいたします。
小谷祥子