風水は嘘つきの始まり?やみくもに信じるよりもこういう見方をするのがオススメ!

風水は嘘つきの始まり?やみくもに信じるよりもこういう見方をするのがオススメ!

「風水ではこうだ」
「こうすれば風水の通りで幸運を呼ぶ」
と言う女性、貴女の回りにいないだろうか?

風水に全然興味のない人にとっては、彼女が嘘つきに見えるかも知れない。
実際その起源とか、今ブームになっている根拠を洗い出してみると、もの凄く怪しげだ。

風水の教えが嘘ばかり、とは言わない。
昔からの生活の知恵のような部分もあるからだ。
そして地道に信じている人も自分が嘘つきとは思っていないはずだ。

けれど、まことしやかに説いたり本を書いて一般の人たちに信じ込ませ、お金儲けをしている人たちがいるらしい。
そういう人たちこそ怪しい、嘘つきと呼べるのかも知れない。

何より、そんな風水をやみくもに信じて良いのだろうか?
むしろしっかりした見方をもって日々を過ごすべきだろう。
そのためにすべきこと、考えるべきことをまとめてみた。

Sponsored Link

風水にこだわっても嘘つきとは言えない?

風水にこだわって身につけるものや服装、インテリアを整えたりする人も多い。
もちろんそういう人たちは、風水に興味のない人にとってはすごく怪しげにも見える。

でも、その人たちを捕まえて、嘘つきなどとは私も言わない。
そういう人は本気で信じているからだ。

ただ、その中のいろいろな取り決めや教えを見てみると、どう見ても験(げん)担ぎとか、古い時代の生活習慣の名残とか、そういうものに行き当たる。

例えばごくかいつまむと、次のようなものがその典型だろう。

・西に黄色や水を配置する
・北にサイフや貯金箱を置く
・サイフの色は黄色(黄土色)、銀色、ピンク
(各色ごとにパワーの種類が異なる)
・室内に観葉植物を置く
・玄関や家の中、引き出しや机は整理整頓する
・月に願い事を書く

こうすると金運を呼んだり、運気アップする、出会いがあると言うのがお題目になる。

今の生活様式に当てはめてみたとき、全部外れているわけではないにしろ、大半は無意味なものが多いようだ。

この点がすごくややこしい。

「嘘つきは泥棒の始まり」というけれど、それを嘘だとわかっていないまま、他の人に伝えていくとある説得力がわいてくる。

でもそういう風に本気で信じて伝えようとしてくる時、一番怖くないだろうか?

「風水は嘘つきの始まり」とは、私の造語でしかない。
けれど、善意で信じていたことがまやかしもの。
その結果、伝えてきた本人が嘘つき呼ばわりされることになることだってありうる。

実際、そのような知人に私自身もほだされて、いろいろ試してみたことがあった。
だが別にそれが原因で幸運がやってきた、という「印」もなかった。
自分の経験でもそういう悲しい結末がひしひし感じられてならないのだ。
黄色

風水を利用してお金儲けは易々できる?

ただ、もしもあることを何の効力もない、と知っていながらそれを人に勧めてきたり、グッズを売ったり本を買わせたりすれば、間違いなく嘘つきの部類になるだろう。

実際、風水を語らって人を洗脳して散財させたり、パワーグッズなどを売ったりしてお金を稼ぐ人がいるとも聞いている。

要するに霊感商法と同じで、人を信じさせるだけで容易にお金を稼ぐことができてしまう。
風水をむやみに人に押しつけてくる人は注意した方が良い。

でも、本当の嘘つきは確かにそういう人たちのはず。
非難して避けなくてはならないのは、そういう人たちのはずだ。

ちなみに、風水の起源は古代中国の陰陽説、五行説などの古い思想が発端となり、それが占いの起源となる八卦(はっけ)と合わさり、俗説やねつ造も加わって今の形になっているようだ。

詳しいことは語りきれない。
むしろ信頼の置ける専門家の説明をご覧いただきたいが、上のような大まかな出自を考えても、相当グレイだ。

Sponsored Link

風水の通りにして幸せになったら苦労はない?

当然だけれど、信じて実行していたら本当に現実にお金が入ってきたり、健康になって結婚相手と出会えれば誰も主張する人を嘘つきなどと思わない。

だが、霊感商法とか占いもそうだけれど、現実が絶対に信じているとおりにならない。
それで本当に幸せになれればみんな苦労しないからだ。

話は変わるけれど、こういう風水などの取り決めを純朴に守っている人というのはすごくどこか屈折しているように見える。

お金回りも良くなく、しかも出会いがなくていつも陰気そう。
ある意味、逆に不幸になってしまったかのようだ。
私もそういう知人がいるけれど、なんとなく近寄れない雰囲気さえする。

そして自分の主張を頑として曲げようとしなかったり、人の忠告を聞き入れなかったりと、かたくなな性格も目立ったりする。
風水を頭から信じている人がすべてそうだとは思わないけれど、けっこうそういう“方向性”がある様に思えてならない。

本人は嘘をついているつもりはなく、本気でそうすれば幸せになれるのだと信じている。
たぶん間違いない。
ところが周囲から冷遇視されたり、意見されたりしてしまう。
それで弱い心を余計に閉ざし、かたくなになってしまうのかもしれない。

実際とのギャップ、それを直視する強い心が大切ではないだろうか?

風水の正しいものは?これだけはオススメできる!

そういうわけで、風水を信じて日常生活に当てはめて過ごしている人たちは、少なくとも自分たちを嘘つきとも思わないし、私たちもそういう人を嘘つき呼ばわりはできない。

ただ、確かにその中には長年の“生活の知恵”みたいな事柄も含まれている場合がある。

それだけは私たちも生活の中で応用して良いはずなのだ。

そのうちオススメできるのはまず、
部屋や玄関、そして机や引き出しを整理整頓しておくことが運気を呼ぶ
ということ。

「運気」とは単純に私たちが言う「運」と考えてよい。
けれど、部屋や自分の仕事机を整理しておくようにすれば仕事もはかどりやすくなる。
そしてさっぱりした気持ちにもなれてメンタル的にもプラスだ。

また、玄関とか来客の来る場所をきれいに整えておけば、人が訪れた時の心象も良くなるし、その家の人自体への好感度もアップする。

部屋の中に観葉植物を置く
というのもよく聞くけれど、例えば密閉された部屋の中に長く居続けると酸欠になったり空気がよどんでくるはずだ。

その時観葉植物などを部屋の中におけば、酸素の補給にもなって空気の清浄を維持することができる。
緑の豊かな野外で過ごすのと同じ効果だといえるだろう。
観葉植物
最後になるけれど、こういう古すぎて今の生活には全然マッチしない事柄、一体どう考えるべきなのだろうか?

その回答はこういうこと。
その中で、特にこういう“生活の知恵”といえるような部類の内、現代社会の中で不要なものは捨てて、必要なものだけを取り入れていけば良い。
それ以上でもそれ以下でもあるべきではないのだ。

そのようにしっかりと今の生活を見据える勇気を持ち続けていただきたい。

小谷祥子

Sponsored Link