春バテで自律神経失調症がただいま前向きに発症中!これを楽にするにはどうすべきか

春バテで自律神経失調症がただいま前向きに発症中!これを楽にするにはどうすべきか

春バテが今年は特にきつい。
自律神経失調症で精神的にも肉体的にも追い詰められる感じで、外を歩いて気づくけれど恐ろしくだるい。

「何コレ?」
と、本当に驚くレベルだ。
春バテは私のように自律神経失調症にかかる人もいるし、また人により様々な症状が出る場合もある。

だがこの春バテを治す方法は、突き詰めればある一つの改善方法に行き着くようだ。
その改善方法とは何だろうか?

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春バテとは?なぜ自律神経失調症が起こるのか

その前に、春バテというものを語ってみたい。
春バテというのは春特有にかかってしまう体調不良のこと。
自律神経失調症に特有の症状をはじめ、うつの症状や美容上のトラブル、たとえば肌荒れとか乾燥肌、むくみなども起こってくるもので、ふつうの人は春にかかって時期が過ぎれば自然に快方に向かう。

けれども症状が重くなると、特にうつの状態を春が終わっても引きずることになる。
一見季節的な体調不良に見えて、放っておくと怖いことにも成りかねないのだ。

春バテは夏バテと同じく、季節の気候や変化に体が順応できないことから起こるのだが、1年を通して一番強く出る季節性の体調不良でもある。
実際、自律神経失調症もこの季節だからこそ出て来る、そこまで強い症状になるということが言えるだろう。

なぜかと言えば春は自然の変化も激しくて、そのために肉体に対する負担も大きくなるが、それに加えて人間特有の生活から来るストレスが大きく影響する。

年度替わりで引っ越しから転勤、異動や傷心、または出向など、社会人だったら多くの人たちがそういう環境の激変から大きなストレスを受けることとなるからだ。

このダブルパンチが効いてしまって、私のような自律神経失調症をプチうつと一緒に併発する人も多いようだ。

自律神経失調症は心と体の両面に悪影響

春バテに限らないが、自律神経失調症は心と体の両方がつらくなることが多い。

その症状は、頭痛やめまい、冷えや便秘、下痢など体全体の不調に及ぶけれど、便秘になりやすい方だったらご存じの通り、精神的にも気が晴れずイライラしてしまうことが多い。

実際春バテになると、そういううつ(春うつ)の症状も伴って精神的にもつらくなることが多いのだ。
だから体調不良とともに打つ特有の症状である気持ちの落ち込み、つまり何をしても楽しくない、積極的に物事をやろうとする気が起こらなかったり、自分自身に対しては酷い嫌悪感が出てきたりもする。

この春うつと自律神経失調症などによる体調不良が春バテの特徴とも言えるだろう。
私自身、ホントにしんどいものがある。
うたた寝

治す一番の方法はこれしかない!

ではこういう春バテを治すにはどうすれば良いのだろうか?

この答え、実のところ自律神経失調症を春バテで伴うことが一つのヒントになっている。

元々自律神経失調症には体温低下、という大元に起因することが多い。

人間の体温は36.5度~36.9度くらいが一番健全だといわれている。
また、上限はあっても体温が高くなるほど免疫能力や基礎代謝も活性化することが知られている。

たとえば平均体温が1度上がるごとに免疫機能は5,6倍にアップ。
基礎代謝も15%向上することが知られているのだ。
そして体温が上がるほど血行も改善するから、もちろん自律神経のバランスも整ってくることとなることが期待される。

逆に上記の最も健康でいられる体温ではなくもっと低い、36.0度以下を普通は“低体温”と呼び、健康上様々な不具合に見舞われることとなる。

これがさらに35.5度まで下がると、便秘や下痢など排泄機能に異常が見られるようになり、花粉症やアトピーなどのアレルギー症状も現れやすくなる。
実際、アトピー持ちの人は体温が低いことが知られている。

そして同時にこの体温になると、自律神経のバランスが崩れて自律神経失調症にかかりやすくなる。

つまり春バテとか自律神経失調症にかかりやすいのはこういう低体温になっているからこそだ、といえるのだ。

だから春バテとか自律神経失調症を治すには、まずこの低体温をどうにかして抑え、36.5度以上の体温を目指す努力が必要になる。

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運動、食事、生活習慣の見直しがカギに

体温を上げるために何をすれば良いのか?

という疑問に対しては、まず体温を下げないようにする努力が必要だ。

そのためにはまず運動不足でいるのは良くない。
筋肉が衰えればその分体温が下がってしまうからだ。
人間の体温はその3割が筋肉によって造られる。

そして筋肉の3分の2以上は下半身に集中していることが知られている。
だから一つにはジョギングやウォーキング、スクワットなどを継続的に行うことで、しっかり下半身の筋肉を造る必要がある。

そしてもう一つは食生活や喫煙、アルコールのたしなみ。
なるだけ体を温める食材、たとえばショウガやタマネギ、ニンジンやカボチャ、豆類や大豆、そして魚などを食べることをおすすめしたい。

また、喫煙は血行を悪くすることがよく知られていて、ともすると肌荒れも引き起こしやすいし、またアルコールも控えめにすると良いだろう。

さらには睡眠不足を解消して、逆にたっぷり睡眠をとるようにすると良い。
春バテや春うつの症状の大きな特徴の一つとして、いくら寝ても眠気がとれない、というのがある。
これはからだが暗に睡眠を要求して、免疫力を高めようとしていることに他ならない。
疲労
この時期は確かに年度替わりで多忙な方も多いかも知れないが、たっぷりな睡眠も免疫力を上げてデトックス効果もある。
成るだけ努力して寝ることをがんばっていただきたい。

そのようなわけで、春バテと自律神経失調症の対策が低体温に寄るところが大きいこと、その改善方法をざっと挙げてみた。

中でも運動不足は今の私たちが知らないうちに陥りやすい悪習慣でもある。

ジョギングなどをあらたまってする時間が無かったら、1日30分で良いので、外出や通勤などの時に進んで歩くことをおすすめしたい。

一見何の目新しさもないウォーキングだが、代謝能力や血行も促し、頭の回転も改善する。

また、日中に行うことで紫外線を適度に浴びることからカルシウムの吸収を助けるビタミンDを生成してくれるし、またうつなど精神疾患を改善してくれるセロトニンの分泌も盛んにしてくれるのだ。
ぜひ日常生活の中に取り入れていただきたい。

村松亜耶

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